国勢調査では定期的にわが国の状況を客観的に調べていますと思います。
ですので、その信憑性は高いのですが、その中に国勢調査の年代別の成婚率がありましたので、その成婚率データから婚活を考えてみます。
5年ごとの調査なので、最新の動向ではないのですが、傾向ははっきりと表れているので、ご参考になるかと思います。
国勢調査の未婚率から考える婚活戦略とは
5年ごとのデータになりまして、
ということでして、これを表にしますと以下のようになります。
男性 | (%) | |||||||
歳\年 | 1980 | 1985 | 1990 | 1995 | 2000 | 2005 | 2010 | 2015 |
20-24 | 91.8 | 92.5 | 93.6 | 93.3 | 92.9 | 93.5 | 94.0 | 95.0 |
25-29 | 55.2 | 60.6 | 65.1 | 67.4 | 69.4 | 71.4 | 71.8 | 72.7 |
30-34 | 21.5 | 28.2 | 32.8 | 37.5 | 42.9 | 47.1 | 47.3 | 47.1 |
35-39 | 8.5 | 14.2 | 19.1 | 22.7 | 26.2 | 31.2 | 35.6 | 35.0 |
40-44 | 4.7 | 7.4 | 11.8 | 16.5 | 18.7 | 22.7 | 28.6 | 30.0 |
45-49 | 3.1 | 4.7 | 6.8 | 11.3 | 14.8 | 17.6 | 22.5 | 25.9 |
50-54 | 2.1 | 3.1 | 4.4 | 6.7 | 10.3 | 14.4 | 17.8 | 20.9 |
女性 | (%) | |||||||
歳\年 | 1980 | 1985 | 1990 | 1995 | 2000 | 2005 | 2010 | 2015 |
20-24 | 77.8 | 81.6 | 86.0 | 86.8 | 88.0 | 88.7 | 89.6 | 91.4 |
25-29 | 24.0 | 30.6 | 40.4 | 48.2 | 54.0 | 59.1 | 60.3 | 61.3 |
30-34 | 9.1 | 10.4 | 13.9 | 19.7 | 26.6 | 32.0 | 34.5 | 34.6 |
35-39 | 5.5 | 6.6 | 7.5 | 10.1 | 13.9 | 18.7 | 23.1 | 23.9 |
40-44 | 4.4 | 4.9 | 5.8 | 6.8 | 8.6 | 12.2 | 17.4 | 19.3 |
45-49 | 4.5 | 4.3 | 4.6 | 5.6 | 6.3 | 8.3 | 12.6 | 16.1 |
50-54 | 4.4 | 4.4 | 4.1 | 4.6 | 5.3 | 6.2 | 8.7 | 12.0 |
この表を基に「未婚者が5年後に結婚している可能性」というのが予想されますが、
「結婚相談所探しのプロに聞く」さんの中で https://jm-h.com/blog-kokuseicyosakara
「未婚者が5年後に結婚している可能性とは?」という記事でまとめられていましたので参考にさせていただきます。
平成22年 | 平成27年 | |
20~24歳 | 4.9% | 8.6% |
25~29歳 | 22.9% | 31.9% |
30~34歳 | 35.2% | 44.1% |
35~39歳 | 27.1% | 32.5% |
40~44歳 | 17.7% | 17.3% |
45~49歳 | 11.9% | 12.1% |
50~54歳 | 9.8% | 9.5% |
55~59歳 | 9.6% | 10.3% |
60~64歳 | 9.5% | 7.7% |
65~69歳 | 11.7% | 7.3% |
70~74歳 | 18.0% | 6.7% |
20~30歳代では30%~40%程度ありますが
40歳代にはいると急にその可能性が下がっているのが分かります。
平成27年で見ますと
40歳~ 17.3%
45歳~ 12.1%
50歳~ 9.5%
なので、割合だけで見ますと、45歳以上で婚活をされる場合には非常に厳しい数字ではないかと思います。
このもととなっている国勢調査では、「配偶者あり・未婚・死別・離別」と細分化されていますし、離婚した人も未婚扱いになっているのようなので、精度の高い数字とまではいきませんが、ある程度の参考にはなると考えます。
30歳前後の婚活がポイント
男女共に30歳前後で一気に未婚率が下がります。
つまり30歳前後で結婚しているわけです。
そして、そこを過ぎると当然、未婚率の変化も小さくなっています。
つまり、結婚ができていない年代ということです。
すべては単なるデータに過ぎませんが、5年起きの国勢調査で毎年、この兆候は顕著です。
なので、30歳前後の独身者はこのタイミングががんばりどころということになります。
おそらく、生活(収入)も安定しつつ外見に若さも保たれている時期でありますし、人間的にも成長してきて、20歳前後の時よりも余裕がある時なのかなと思います。
また、子供を持ちたいと考えたときに子育てや子供が成年したときを想定したら結婚を現実的に捉えられる時期なのでしょうね。
40、50歳代以降の婚活
では、40歳代以降の人はどう考えるのか?となりますが、まず40歳と50歳だけを見てみましてもその差も実は大きいことが分かります。
未婚者が5年後に結婚している割合(平成27年)
40歳~ 17.3% 50歳~ 9.5%
ほぼ半分の割合になりますね。
割合だけをみましたら、結婚願望があって40歳くらいの方だとしたら、50歳になる前に行動をされたほうが楽に結果につながることが予想されます。
焦りは禁物ですが、時間を無駄に使わずに積極性をもって婚活が必要なのかなと思います。
50歳を過ぎてきますと、明らかに結婚することが益々簡単ではなくなっているような割合になっていますので、婚活されるには周りから見られた時の外見や生活などを自分を客観的に厳しく評価しながら進めていくのが無難に思います。
国勢調査の未婚率から考える婚活戦略とは まとめ
イメージ通りかもしれませんが、年齢を重ねるごとに未婚率はさがるものの
未婚者が婚活をする場合には30歳代が結婚をするピークの年代となっていまして
40歳代を境に急激に下がることが確認できたと思います。
ただ、今が年齢的に厳しいとおもっていても、結婚をされている方は一定数いらっしゃる訳ですし、その割合は極端に少ないものでもないと思います。
何歳でも婚活は可能かもしれませんが、やはり自分に合った適齢期を確認しながら最適な時に良縁を探すのが良いと思います。